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小児用肺炎球菌ワクチンとヒブワクチン再開のお知らせ

摂種を休止しておりました、小児用肺炎球菌ワクチンとヒブワクチンですが、
本日(4月1日)より接種を再開いたしました。


先日報道にあったケースにおいて、両ワクチンとの明らかな因果関係が
認められなかったという専門家会議の結論と、
重症感染を予防するという効果の高いワクチンであることから、
厚労省より接種再開の指示が出ました。


ワクチンに関するQ&A

①今回の接種見合わせと再開、何があったのですか?

平成23年3月に肺炎球菌ワクチンとヒブワクチンの同時接種後の死亡例が
認められました。重症心疾患などの基礎疾患をお持ちの方が殆んどでしたが、
ワクチンとの関連があったのかどうか、専門家の結論がでるまでの間、
接種を一時見合わせておりました。
3月24日の会議によって、今回の死亡例や国内外のさまざまなデータを合わせて検討され、
・今回の死亡例とワクチンとの間に明らかな因果関係は現時点で認められない。
・諸外国におけるこれまでの接種経験と比較しても、国内データが特別であるもの
 であるとは考えにくく、国内における安全性は諸外国とかわりは無い。
・国内外の研究にて、同時接種による重篤な副反応の増加の報告は無い。
以上の点により接種を再開するよう指示が出ました。


②接種の予定から遅れてしまいましたがどうしたらいいですか?

接種の間隔が予定より多少開いたとしても、免疫への効果には問題ないと
されています。なるべく早い時期に残りのワクチンの予約をして下さい。
(なおワクチンの在庫が増減する可能性はあります。)


③同時に複数のワクチンを接種できますか?大丈夫ですか?

医師の判断と保護者の方の同意により、同時に複数のワクチンの接種は
可能です。早く免疫をつけたり、受診の回数を減らすためには有効です。
これまでの研究報告では、同時接種により接種部の発赤や発熱などの
軽い副反応が起こりやすいとするものや、差が無いとするものがありますが、
いずれも重い副反応が起こりやすいとする報告はありません。


④基礎疾患のある子供は接種しないほうがよいですか?

基礎疾患のある方は、感染症にかかるリスクが高くなるため、
ワクチンにより重症感染をよぼうすることが大切ですが、
ワクチンによる副反応についてもより注意が必要です。
たとえば重い心疾患などをお持ちの方は、基礎疾患の主治医とよく
ご相談の上、接種に関しての指示を仰いでください。
身体への負担も考えれば、1本づつの単独接種も考慮するケースも
あるかと思います。


⑤接種後どのような点に気をつけたらよいですか?

一般にワクチンは、熱が無く健康なときに行うべきものであり、
検温・診察を受けた上で行います。
ワクチン後、軽い発熱や注射した部位の腫れが起こることはあります。
それはたいてい接種当日から数日以内に起こり、自然に治ります。
重篤な副反応として、高熱でぐったりする、けいれん、ひきつけ、
意識が無いなどの場合には、直ちに医療危険を受診して下さい。
(これらの対応は他の予防接種に関するものと同様です。)


以上となります。

当院でも本日(4月1日)より接種を再開しております。
ワクチンに関してのご予約は窓口もしくはお電話(0476-28-2256)
にてお願い致します。

なお、以前にご予約いただいていた皆様には、順にお電話にてご連絡
して参りますが、病院の混雑状況や行き違いなどでご連絡が遅れる
場合がございますので、こちらをご覧いただきました皆様は、
医院までご予約のお電話を入れて頂けると幸いです。
どうぞ宜しくお願い致します。
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小田内科

Author:小田内科
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